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パチンコメーカーである大一商会が、企業メセナの一環として運営する企業美術館。名古屋市内にも個人のコレクションや企業の所蔵作品を展示する美術館は大小いろいろありますが、ここはガラス工芸作品にテーマを絞っています。「特色ある美術館」を目指して長年作品の蒐集に努めてきたとあって、多彩な作品が展示されています。

自然光、室内照明の取り入れ方にも工夫が行き届いた作品展示

大一美術館のある場所は、いわゆる定番の観光ルートからは少し外れる「中村公園」駅の周辺。そのせいか、平日は空いていてゆっくりと作品を鑑賞できます。なかでも熱狂的なファンも多いといわれるエミール・ガレやドーム兄弟の作品は、光と造形との“対話”を楽しむじっくり型の鑑賞スタイル。ファンにとって作品に集中できるのは何よりでしょう。
玄関から内部に入ると、そこにはまるで燃える炎のようなゴージャスなシャンデリア（デイル・チフーリ作）が吊り下がっていて圧倒されます。そこから奥にステンドグラスを配した2階への階段があり、豪華なホテルロビーのようなイメージ。この空間に一歩足を踏み入れたところからもう「別世界」の空気を感じます。
展示は、1階にはガレ、ドーム、ラリックをメインとしたアール・ヌーヴォーの作品が。2階は主にデイル・チフーリ（ラスベガスのホテルベラージオでの作品で有名）をメインに、現代作家の作品が並びます。
うれしいことに、ここは美術館には珍しく写真撮影もOKとのことです。

大一美術館の基本情報

住所	愛知県名古屋市中村区鴨付町1-22
アクセス	市営地下鉄東山線「中村公園」駅より徒歩25分 名古屋市営バスで「鴨付町」バス停下車徒歩約1分
お問い合わせ	052-413-6777

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